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ジロフレックスチェアは独自のデザインによりさまざまなシーンを演出し、幅広い場面での選択肢を実現します。

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      数々の名言は、五感を総動員して現場のすべてを感じ取る姿勢から。
   

>>山本さんといえば実況アナウンサーの最高峰とも呼ばれ、過去のサッカーW杯などでも山本さんの感動的な実況に胸を熱くしたファンは大勢いると思います。ご自身はどんな風に受け止めていらっしゃいますか?

いやあ、買いかぶりではないでしょうか。僕がやったことといえば、お腹がペコペコに空いている人のところへ行って、ホカ弁をポンと渡してあげたようなものなんですから(笑)。要はタイミングと言いましょうか。日本のサッカーが非常に弱かった時代から、強い時代へと移り変わっていく、まさに世界の夢舞台へ向けた希望が広がる中で実況の仕事に携わらせていただきましたから、それを覚えていらっしゃる方が「あの時のホカ弁は最高に旨かった」と言ってくれているわけです(笑)。

 
   

>>山本さんはこれまでのサッカー実況の中で、数多くの名言を残されています。こうした特別なフレーズはどのように湧き出てくるものなのでしょう。

僕は何事においても、とことん追い詰められないと気合いが入らない性格なんです。ですから、前日に前もってコメントを準備することも出来ません。その代わり、試合当時、スタジアムに入ってからはそれこそ五感を研ぎ澄ませて、その場の空気感も含めてすべてを感じ取れる状態にして、放送開始の直前ぎりぎりまでメモをとっています。その日の天候にはじまり、観客席の様子はどうか、選手たちの表情はどうか、その場で何が起こっているのかつぶさに観察します。そうやって自分の嗅覚で捉えた情報をギューッとため込んでため込んで、放送がはじまったら凝縮して絞り出す、という具合です。ですから、もし観客席が盛り上がっていなければたまるものも少ないので、大したことは言えなくなります。かといって、現実と異なることを喋ると違和感が出ますから、これはやってはいけないんです。

 
   

>>実況中は、アナウンサーも観客と同じように、目の前で展開される選手たちのプレーに熱狂することがあるのでしょうか。

実況には、観客とおなじ目線で熱くなっている自分も必要なんです。それが無いと非常に覚めた実況になってしまいます。ただし、そこに溺れないことが大切です。観客と一緒に熱くなってバタバタ動いているんだけれども、ベルトはどこかでしっかりフックに引っ掛かっている、とまあそんな感じですね。

 
   

>>しかし、W 杯の試合などを観戦していると、時としてフェアとは言いがたい審判の判定に戸惑うこともあります。そんな時、実況アナとしてはどんなふるまいをされるのですか?

じつは、ホームチームにもアウェーのチームにも等しく公平なジャッジを求める日本の常識は、世界の中では特殊なんですね。僕も長い経験でそれが分かっていますから、例えば、日本代表がアウェーの試合で先に得点を上げると、その瞬間からすごく恐くなります。つぎは日本代表の誰がいつ退場させられるのか、誰がPKを取られるのか。日本がリードした瞬間からずっとそのことを考えつづけています。すると予想どおり、ある選手に2枚目のイエローカードが出て退場になったりする。でも我々はその場面で「やはり出ました」とは言わないんですね。「うわーっ」と動揺ぎみに声を上げながら、じつは冷静に事の成り行きを見守っているんです(笑)。

特にW杯では、大会を成功に導くうえで、開催国のチームを盛り上げることも非常に大切ですから、それゆえレフェリーもそちら寄りになる。このあたりを理解しようとせずに、放送席でやたらと審判批判を繰り広げてもあまり意味がありません。次回のW杯を観戦するときは、そういう事情があることを踏まえて見ていただくと、また別の角度からも楽しめると思います。

 
     
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